シンポジウム情報
ESI 第28回シンポジウム
カーボンニュートラル時代の電力システムと火力発電の役割 開催案内
| 共同主催: | 東京大学生産技術研究所 エネルギーシステムインテグレーション社会連携研究部門(ESI) |
| | (一社)火力原子力発電技術協会 |
| 共催: | 東京大学先端電力エネルギー・環境技術教育研究アライアンス(APET) |
| | 東京大学エネルギー・資源フロンティアセンター(FRCER) |
| | 東京大学生産技術研究所 持続型材料エネルギーインテグレーション研究センター |
| 日時: |
2026年11月27日(金)13:20〜17:30(会場受付12:40〜) |
参加のお申込み受付中です。登録フォームへお進みいただきお申込みください。
| 方式: |
対面とWEBのハイブリッド |
| 会場: |
東京大学 駒場リサーチキャンパス An棟2階 コンベンションホール |
| 参加費: |
無料 |
| 意見交換会 |
An棟1階レストラン「ape アーペ」にて(18:00〜19:30) |
| |
費用:6,000円 (税込) |
目的
第7次エネルギー基本計画では、カーボンニュートラルの実現に向けて再生可能エネルギーの主力電源化が掲げられている。一方で、太陽光発電や風力発電などの変動性再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需給バランスの維持や系統安定性の確保、さらには紛争下での化石燃料の不足・高騰、経済安全保障といった新たな課題への対応が求められている。
このような状況の下、将来の電力システムにおいては、再生可能エネルギーを最大限活用しつつ、安定供給、経済性および環境適合性を同時に実現するため、火力発電には需給調整力や供給信頼度確保に加え、交流システムの安定性確保など様々な役割が期待されており、再生可能エネルギーとの協調・補完による電力システム全体の設備形成と運用の最適化が求められている。
本シンポジウムでは、カーボンニュートラル時代の電力システムと火力発電のあるべき姿について、安定かつ経済的な電力供給の実現に資する知見の共有と課題解決の方向性を探ることを目的とする。
講演内容
講演タイトルや講師は変更されることがあります。
| 13:20-13:40 |
開会あいさつ / 火力発電の役割
東京大学 生産技術研究所 特任教授 |
荻本 和彦 |
| |
火力発電が供給の大きな割合を占めていた時代は、比較的少ない出力変動力のもとで、定格出力の領域での高い効率が求められてきました。これに対し、太陽光発電や風力発電が増加し、原子力も一定割合を占める将来、火力発電には需給調整力の供給を始め、新しい役割が求められます。本講演では、この火力発電の役割について議論します。 |
| 13:40-14:20 |
電力市場、GX-ETSと火力発電
公益財団法人地球環境産業技術研究機構 システム研究グループ グループリーダー・主席研究員 |
秋元 圭吾 |
| |
電力システム改革によって多くの市場が生まれてきた中、カーボンニュートラルへの対応の必要性と相まって、火力の投資回収の予見性は低下してきています。気候変動対策、電力システム改革に伴う制度やGX-ETSなど火力発電を取り巻く課題と今後のあるべき方向性について議論します。 |
| 14:20-15:00 |
火力発電を巡る電力市場の動向と課題
東京大学大学院工学系研究科 レジリエンス工学センター 教授 |
小宮山 涼一 |
| |
太陽光・風力発電の普及に伴い、容量市場や需給調整市場などの電力市場の整備が進み、同時市場等の検討も行われています。火力発電を取り巻く市場環境を概観し、数理モデルにより火力発電の役割とポテンシャルを評価します。 |
| 15:00-15:30 |
九州エリアにおける火力発電設備の運用状況等について
九州電力株式会社 取締役 常務執行役員 火力発電本部長 |
曽里田 幸典 |
| |
FIT制度開始以降、九州エリアにおいては再生可能エネルギー、特に太陽光発電の大量導入に伴い、既設火力設備の運用は厳しくなっています。本講演では、そのような環境の中、既設火力設備を適切に運営・維持していくための課題や留意点等について、各種事例も含め、ご紹介します。 |
| 15:30-15:40 |
休 憩 |
|
| 15:40-16:20 |
火力発電のポテンシャルと貢献可能性
東京大学 生産技術研究所 シニア協力員 |
金子 祥三 |
| |
資源の乏しい日本のエネルギー政策は(S+3E)を目標に、付加価値の高い工業製品を輸出し、燃料・原料・食料を輸入して経済発展を実現して来ました。今後、再エネ、原子力を増加し、カーボンニュートラルを目指す上で火力発電の存在は不可欠であり、役割は極めて重要となります。火力発電の持つポテンシャルと今後の貢献への期待について解説します。 |
| 16:20-16:50 |
石炭火力の役割と画期的な低炭素化技術
一般財団法人 電力中央研究所
エネルギートランスフォーメーション研究本部
エネルギー化学研究部門長 研究参事 |
梶谷 史朗 |
| |
カーボンニュートラルの実現に向けて、火力発電ではLNG火力へのシフトによる低炭素化が進められています。一方で、近年の国際情勢が示すように、エネルギー安全保障の観点で電源のベストミックスも重要です。そこで、既設の高効率石炭火力を活用しながら段階的な低炭素化を可能とする技術を新たに考案しました。本講演では、そのコンセプトと導入効果の試算結果を紹介します。 |
| 16:50-17:20 |
インドネシアの再エネ導入と電力系統安定化
東電設計株式会社 エナジーソリューション本部
スララヤ火力建設事務所 所長 |
吉田 勝彦 |
| |
経産省委託業務 「インドネシア・ジャマリ系統における再生可能エネルギー導入促進と既存発電設備の共存における電力系統安定化マスタープラン策定調査」 を通して見えた、インドネシア電力系統の安定化対策と将来像 および 本邦技術の役割について紹介します。 |
| 17:20-17:30 |
閉会のあいさつ
一般社団法人 火力原子力発電技術協会 専務理事 |
増川 浩章 |
講師プロフィール
| 東京大学 生産技術研究所 特任教授 荻本 和彦 |
| 1979年東京大学工学部卒業,電源開発株式会社入社。2008年より現職。エネルギーインテグレーションとしてエネルギー技術戦略、物質・エネルギー需給解析・評価、動的エネルギー需給解析・評価、集中/分散のエネルギーマネジメントと再生可能エネルギー導入、エネルギーシステムの診断・評価とリスクアセスメントなどを研究。 |
公益財団法人地球環境産業技術研究機構
システム研究グループ グループリーダー・主席研究員 秋元 圭吾 |
| 1999年 横浜国立大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。同年 財団法人 地球環境産業技術研究機構 入所、2012年11月より現職。2010〜14年度 東京大学大学院総合文化研究科客員教授(兼務)。2022年11月〜 東京科学大学大学院総合研究院特任教授(兼務、現職)。総合資源エネルギー調査会、産業構造審議会委員、調達価格等算定委員会委員長など、政府関係の審議会等の委員を多数務める。IPCC第5、6、7次評価報告書代表執筆者。エネルギー・環境を対象とするシステム工学が専門。 |
| 東京大学大学院工学系研究科 レジリエンス工学センター 教授 小宮山 涼一 |
| 2003年東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻博士課程修了、博士(工学)。日本エネルギー経済研究所入所、同主任研究員、東京大学大学院准教授等を経て、2022年より東京大学大学院工学系研究科教授。2007年〜2009年米国ローレンスバークレー国立研究所客員研究員、2011年〜2012年カリフォルニア大学バークレー校客員研究員 。専門はエネルギー・電力システムの数値シミュレーション分析。 |
| 九州電力株式会社 取締役 常務執行役員 火力発電本部長 曽里田 幸典 |
| 1991年九州電力に入社。火力部門を中心に経験を重ね、石炭火力発電所(PFBC)の建設やLNGコンバインド発電所の保修業務等に従事。火力部 火力運営グループ長、経営企画本部 長期エネルギー戦略グループ長、火力部 副部長、企画・需給本部 BG中給所長、需給調整部長を経て、2023年6月より、執行役員 火力発電本部長、2026年10月 取締役 常務執行役員に就任。 |
| 東京大学 生産技術研究所 シニア協力員 金子 祥三 |
| 三菱重工業で火力発電プラントの設計に従事すると共に低NOxバーナー、燃料電池,石炭ガス化などの新技術開発を担当。本社ボイラ技術部長,取締役原動機副事業本部長を歴任後,2001年同社退社。その後クリーンコールパワー研究所代表取締役副社長として,石炭ガス化複合発電250MWの設計・建設・運転を統括。2008年より東京大学生産技術研究所特任教授兼エネルギー工学連携研究センター副センター長。同所研究顧問を経て、現在シニア協力員。政府の総合資源エネルギー調査会臨時委員も務めた。日本機械学会賞(技術賞)を3回受賞、日本機械学会フェロー。 |
一般財団法人 電力中央研究所 エネルギートランスフォーメーション研究本部 エネルギー化学研究部門長 研究参事 梶谷 史朗 |
| 1993年に電力中央研究所に入所し、以来、石炭ガス化炉の研究開発に取り組んできた。2005〜2007年にクリーンコールパワー研究所に出向し、石炭ガス化複合発電(IGCC)実証機プロジェクトに従事。2007年京都大学博士(工学)。2009〜2010年豪州カーティン大学客員研究員。2013〜2016年東京工業大学連携准教授(非常勤)、2016〜2019年同大学特任准教授(非常勤)。2023年から現職で、電気事業におけるカーボンニュートラル技術などに従事。 |
| 東電設計株式会社 エナジーソリューション本部 スララヤ火力建設事務所 所長 吉田 勝彦 |
| 東芝エンジニアリングに入社後、東芝で国内外の火力・原子力 蒸気タービン発電設備の設計部門、技術部門、プロジェクト管理部門に従事。また、インドネシアなどアジアの火力発電建設プロジェクトで、土木工事から商業運転までの現地業務を経験。2017年から東電設計にて、海外発電プロジェクトの技術コンサルタント業務や経産省・外国政府との発電・変電マスタープラン 検討業務を遂行中。「竹の足場での建築物チェック」から「嵐の中での海水サンプリング」まで、現場のエンサイクロペディアを目指しております。 |
(敬称略)
意見交換会について
意見交換会へのご参加には、事前申込が必要です。(募集定員50名)
意見交換会のキャンセルは、2026年11月17日(火)17時までにご連絡ください。
期日以降のキャンセルは、当日の出欠に関わらず費用を申し受けさせていただく場合が
ございますのでどうかご了承ください。
意見交換会の参加費は、当日受付で現金にてお支払いください。(6,000円(税込))
お釣りのないようにご用意いただけましたら幸いです。
会場参加の方へ
開催場所:東京大学生産技術研究所 駒場リサーチキャンパス内 コンベンションホール(An棟2階)
会場受付は、12:40より開始します。
当日、御名刺をご持参ください。(お持ちでない際は、受付にてご記入をお願いします)
オンライン参加の方へ
Zoomウェビナーの招待URLをメールでご案内します。
当日のOPEN時間は13:10です。お時間になりましたらURLをクリックして開いてください。
招待URLは、おひとり1デバイスでの参加設定です。
メール転送は禁止します。(ご自身が入れなくなる可能性があります)
その他のご案内
シンポジウムの定員は会場200名、リモート500名です。
締切は定員に達した時点、または11月17日(火)17時です。当日申込の受付予定はございません。
講演資料につきましては、参加申込みいただいた方へメールにてご案内予定です。
シンポジウム当日は、ESI事務局にて講演内容を録音させていただきます。
事務局の確認用のみに使用いたしますので、ご了承ください。
会場内及びオンラインでの撮影や録画はご遠慮下さい。
変更やキャンセルは内容をご記入の上、お問合せ先のメールアドレスまでご連絡ください。
個人情報の取扱いについて
本シンポジウムにて収集した個人情報は、本シンポジウム運営に際しての連絡調整のみに利用させていただきます。また主催者が開催するイベント等のご案内をさせていただく場合がございます。
お問い合わせ先
東京大学生産技術研究所 ESI社会連携研究部門 事務局

(一社)火力原子力発電技術協会 技術部 <ゼロエミッション火力ウェビナー 事務局>

|